身体を清潔にしすぎて病気になる・・?花粉症も関係が??

こんにちは。夕陽ヶ丘のめぐり整骨院、今井です。

最近は少し涼しくなったかなぁと思ったらまた暑さが戻ってきたりで体調管理が難しい日が続きますね。皆様体調いかかでしょうか?

さて今日はアレルギーや、自己免疫疾患が最近は増えているその背景について書いていこうと思います。

いつもより少し難しい内容になりますが、非常に大切な内容ですので是非読んでほしいと思います。


最近のお子様は何かしらのアレルギーを抱えていたり、小学生の内から花粉症になっている子も増えてきています。なぜこれほど増えているのかということは諸説あるのですが、例えば有害な化学物質にさらされているとか、食べ物の添加物などが原因などなど色々あるのですが、アレルギー、皮膚炎、大腸炎、自己免疫疾患などの病気の核心にあるのは実は腸内細菌という説がかなり有用だそうです。

腸内細菌というのがなぜこのような免疫に関係しているのかというと、腸内にいる微生物は人体にとって無害な食べ物と、サルモネラ菌のような有害なものを区別しています。

腸内細菌はこの区別を素早く正確にできるように、免疫系を訓練しています。免疫系というのは色々いるのですが、例えば花粉症とかかわりが深いT細胞というのがいます。

外から入ってきた侵入者をやっつけるT細胞が体内に住んでいてこいつが風邪菌や色々な細菌と戦ったりしています。

このT細胞は全身の色々なところにいて腸内にいるときもあれば肺や、脳脊髄液にいることもあります。

毎日いろいろな部分をパトロールしてくれているんですね。

そのT細胞にいろいろな指令を出したり、腸内に病原菌が入ってきた場合すぐに知らせて全身のT細胞に交戦体制を伝える役割が腸内細菌なんですね。

ちなみに花粉症になる理由はこのT細胞が身体にとって悪影響を与えるわけではないただの花粉を敵とみなして攻撃することによって、体外に排出しようとします。その作用でくしゃみや鼻水が出るという流れです。

腸内細菌とT細胞との間の司令塔がきちんと良好に維持している場合は問題ないのですが、腸内細菌が信号を誤ってT細胞に過敏に伝えた場合、花粉症になってしまったり、自己免疫反応が起こります。

最近は腸内細菌が花粉症と関係するということが認知され始めているのでテレビで花粉症の時期になるとヨーグルトのCMがよく流れ始めます。

つまり腸内細菌の誤作動を起こさないようにすることが身体の免疫系に非常に重要なことなんです。

ではなぜ腸内細菌が誤作動を起こすようになってしまうのかということは、実は私たちが良かれと思ってしているある行動が原因なんです。

それは実は清潔にしすぎるということです。

腸内細菌は細菌なのでもちろん生きていますし、色々な種類の腸内細菌たちが腸内の生息地の奪い合いのような小競り合いを繰り広げています。今まで色々な食べ物を食べたり色々な細菌を口に入れてたくさんの戦いをしてきた腸内細菌は、たいしたやつではない花粉にたいして戦う価値無しと無視をするのですが、あまり戦いをしてこなかった腸内細菌たちは、脅威にみえただけで、実際はそうでもない事態に対して過剰に反応してしまうのです。

つまり日常的に色々な微生物と戦いをしていた昔の方は花粉症や、自己免疫疾患にはあまりならなかったのです。

 

現代人はどうして様々な細菌を体内に取り入れなくなってしまったのかというと世の中が清潔になりすぎたためです。抗生物質や殺菌された水や、消毒された野菜や食べ物のせいで細菌との接触がすくなくなり、また部屋の中も極端に奇麗にしすぎたり殺菌スプレーなどで菌を取り除きすぎたことにより腸内細菌がほとんど戦いをしなくなってしまい、このような事態になっているのです。

 

ここで腸内細菌にとってとても大切なことがあります。

それは腸内細菌は3歳位までで大まかな種類が決まってしまい、またそのくらいまでで腸内細菌の過敏性もおおよそ決まってしまうのです。

つまり3歳までの生活環境が非常に大切であり3歳まででそのあとの花粉症になりやすい、大腸炎になりやすい、アレルギーになりやすいということが決まってしまいます。

ですので今、子供さんがいる環境をあまり清潔にしすぎていたり、手をやたらと洗ってしまっていると、腸内細菌にとっては非常に生活がしやすくて樂なのですが、のちのちアレルギーを引き起こす可能性が高くなります

また赤ちゃんのころに犬などのペットを飼っていたり動物と生活していた子供は大人になった時にアレルギーや自己免疫疾患になる確率がかなり低いということも分かっています。

清潔なのがなによりだという世の中ですが、実はあまりよくないのです”(-“”-)”

子供の時はたくさん外に連れ出してあげて動物に接したり、泥遊びなどをして色々な細菌を体内に取り入れることが大切です。

今回はとても難しくてでも非常に大切なテーマについてブログを書きました。

かくいう私も花粉症でアレルギーを持っています。

私の母は割ときれい好きな方なのですが、、もう少し汚い環境で育ててほしかったですね(笑)

 

小さなお子様をお持ちのお母さまにとっては通常の認識と逆なので驚かれていると思いますが、お子様のその後の人生を左右することですので少しだけ意識してみてはいかがでしょうか??

めぐりでは腸内細菌のサプリメントも販売しております。

興味がある方はいつでもご相談ください。